2018年08月13日 05:00更新
終戦記念日を前に、11日直江津の平和記念公園で平和の集いが開かれた。
平和の集いは、戦争の悲劇を語り継ごうと上越日豪協会が毎年開いているもので今年が24回目。
太平洋戦争のさなか、平和公園のある場所には直江津捕虜収容所があった。ここにはオーストラリア兵やアメリカ兵など約700人が収容され、寒さや飢えのため62人が亡くなった。また、戦後の裁判で収容所に関係した日本人8人が法務死している。
平和の集いでは出席者全員が黙とうした後、上越日豪教会の石塚洋子会長が花をささげ、犠牲者の霊を慰めた。
続いて開かれた集会では、上越市立直江津小学校6年生の野口咲花さんが「人が聞いて嫌だと思うことを言わないこと。一人一人が他の人のことを考えながら過ごすこと。私は、これが平和への第一歩だと考える。私は、私のできることから平和の一歩を踏み出そうと思っています」と平和へのメッセージを述べた。
最後は参加者が犠牲者の名前を刻んだ灯ろうを持って平和公園の周辺を行進した。
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