2018年08月11日 15:50更新
妙高市西野谷にある万内川砂防公園で11日、恒例のサマーフェスティバルが開かれた。朝から小雨が降るあいにくの天気だったが、ふるさとに帰省中の親子などでにぎわった。
会場には、川で水遊びができる場所があり、子供たちがオタマジャクシを捕まえて喜んでいた。大阪から帰省した女の子は「水は冷たいけどカエルがいっぱいいて楽しい」と目を輝かせていた。
また広場では、的あてや竹とんぼなど昔ながらの遊びが体験できるコーナーが並んだほか、特設の釣り堀ではニジマスを狙って釣り糸を垂れる親子もいて大物を釣り上げては歓声を上げていた。
万内川砂防公園は、新潟県内ではじめて土砂災害を防ぐための砂防事業が行われた場所。大正時代に石を積み上げて造った砂防ダムが今も残っていて、国の登録有形文化財に登録されている。このフェスティバルは、川に親しむとともにこうした砂防の歴史を知ってもらおうと15年前から続いている。
会場の一画では、当時の石材加工を体験できるコーナーも設けられ、訪れた人たちが砂防の大切さを学んだ。
千葉県から帰省した女性は「良い経験ができた。みなさんに砂防のことを知ってもらえればいいと思った」と話していた。
サマーフェスティバルの丸山孝治実行委員長は、「雨の中、たくさんの方が来てくれて助かった。来年もぜひ足を運んでほしい。」と話していました。
会場ではこのあとニジマスのつかみ取りも行われにぎわったという。
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.