2018年07月26日 20:44更新
上越市立飯小学校は25日、学校職員と地域住民が災害時の避難所の運営をゲームで学ぶ研修会を開いた。
この研修会は、災害時に飯小学校が避難所になることから学校と地域のスムースな連携をはかろうと初めて開かれた。参加したのは、教職員と校区内の町内会役員あわせて32人。ゲームは、被災住民が続々と小学校に集まってくる想定だ。プレイヤーは、住民の年齢や性別、健康状態が書かれたカードをみて避難所の平面図に配置していく。
カードには、赤ちゃんを抱えた人、体調を崩している人などさまざま状況があり、プレイヤーは、その対応に追われていた。参加者からは「こんなことになったらノイローゼになる。 いろいろ問題があることわかっった」などの声が上がっていた。
ゲームでは、避難者への対応だけでなく災害対策本部から様々な要望も入る。そうした場合も含め、学校職員ができること、また地域住民でなければわからないことを共有しながら、どう役割を決めるか、そうした連携について、今度、話し合っていく予定。
飯小学校の栗岡秀明校長は「参加者は感じたことたくさんあるようだ。話し合いではまずそれらを確認したい」と話していた。
飯小学校では、これまで学校独自に防災訓練を実施してきたが、来年の秋には地域と一緒に訓練ができる体制を整えたいとしている。
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