2018年07月15日 09:06更新

上信越自動車の上越ジャンクションと信濃町インターチェンジの間で進められている４車線化が今年中に8割、来年度中にはすべての区間で完了する見込みであることが分かった。

完成間近の金谷山トンネル（下り線）

上信越自動車道は、平成11年の開通以来、上越ジャンクションと信濃町インターチェンジの間37.5㎞のうち24.7㎞が暫定２車線のままだった。ネクスコ東日本では、平成24年度から事業費640億円をかけ4車線化工事を進めてきた。このルートは豪雪地にくわえ地滑り地帯でもあり、難工事の連続だった。ネクスコ東日本によると、全区間の約8割にあたる28.78㎞が今年中に4車線になるということだ。また、のこりの２割も来年度中にすべて完成する予定だという。

４車線化工事区間のうち、金谷山トンネルでは舗装や照明設備標識のとりつけなどが完了している。トンネルを含むこの区間は、8月下旬には４車線になる。ネクスコ東日本では、道路の切り替えにともなう通行止めに理解と協力を求めている。