2018年04月09日 09:52更新

上越市在住の織物アーティスト坂井亮円さんの個展が、今月末まで上越市本町6丁目の町家（東条商店RE）で開催されている。

町家の中に、飾られているカラフルな色の織物「さをり織り」。これらを制作したのは、織物アーティストの坂井亮円さん。

坂井さんが織物に出合ったのは今から10年前。織り手の自由な発想と視点を大切にした「さをり織り」に魅了されたという。手作りならではのオンリーワンの作品づくりが魅力だという。

以後、織物アーティスとして活動を始め、個展などを通じて「さをり織り」の魅力を発信している。ひとつの作品は長さ5m、幅30㎝。完成するまでに約3か月かかるという。「さをり織りは根気のアート」と坂井さん。

過去には、上越市で開催されたイベント「花ロード」に出品し、賞を受賞したこともある。作品の色合いはとてもカラフルだが、坂井さんは「高田の古い町並みの雰囲気にとても合う」と話している。室内に飾ったり、テーブルクロスにしたり、もちろん生地としても使える。「使い方は人それぞれで、どう活用するか考えるのも楽しんでほしい」と。

会場では坂井さんの作品販売も　 1点10,000円

坂井亮円 第2回個展  ≪高田の町家と「さをり」≫ 入場無料
会期：～4月30日まで　10:00～15:00
会場：東条商店RE（上越市本町6－3－8）
※30日には同会場でミニコンサートも開催
※今年10月まで今回を含め７回の個展を開催予定