2018年04月05日 10:33更新
4月1日から新潟県内で春の火災予防運動がスタートした。上越南消防署は4日、JCVアナウンサーを一日消防署長に任命し、広く火災予防を呼びかけた。
鶴見アナウンサー
一日消防署長に任命されたのはJCVの鶴見幸恵アナウンサー。南消防署の國弘泰昌署長から辞令が交付されると、鶴見アナウンサーは「春の火災予防運動周知のため、市民の目線に立って体験したい」と意気込みを語った。
鶴見アナウンサーは消防隊員の服装を点検したあと、市内の老人福祉施設で消防訓練を見学。そして南消防署に戻ると、鶴見アナウンサー自身も訓練に参加した。
まずは要救援者がいる建物の3階に別の建物から移る訓練。高さ9~10m、約10mの長さがあるロープを腕の力だけで渡る。隊員から「がんばれ」とエールを送られるなか、鶴見アナウンサーは苦しそうな表情を見せながらも渡りきった。鶴見アナウンサーは「ロープの先に救助者がいると思いながら渡った。腕の力が思った以上に使うことを身をもって感じた」と話した。
一方、放水訓練では直径65mm・50mm・40mmの3種類のホースの太さの違いを体験した。このうち65mmは主に建物の外で使用、40mmは屋内で使用。ホースによってノズルにかかる圧が異なるが、65mmは成人男性でも持つのが精一杯という。
訓練後、3階相当の高さの移動訓練について隊員からは「入ったばかりの隊員でも3階の高さは恐怖心がある。自分たちも刺激を受けた」話す。また、國弘署長は「時間を追うごとに署長になりきれたと思う。火の用心を訴えてもられば」と話し、火災予防のPRを呼びかけていた。
なお、一日消防署長体験は上越地域消防署管内で毎年行われているが、鶴見アナウンサーのように実際に訓練に参加するのは今回が初めてということ。
最近空気が乾燥し火災が起こりやすくなっている。火の取り扱いに注意を。
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