2018年03月23日 09:30更新

ランの愛好家が丹精込めて育てた春蘭の展示会が24日・25日の2日間、上越市市民プラザで開催される。

展示するのは、上越市と妙高市の愛好家11人でつくる上越春蘭愛好会。会員が1年かけて育てた春蘭70品種、約100点が並ぶ予定だ。春蘭は日本や中国、韓国など主に東アジアでみられるラン科の多年草。国内では古くから愛好家が観賞用として栽培してきた。

地元の地名がついた品種　米山錦（写真手前左）と春日山

地元の地名がついた品種“春日山”は約80年前に上越市春日山で発見された。葉が黄色と緑のまだらになっている。愛好会すべての会員が育てるほど、地元に定着した人気のある品種だ。また大正末期に吉川区で見つかった“米山錦”も会場に並ぶ。

愛好会の小林毅夫 会長は春蘭の魅力について「山の中でひっそり咲くものを手元で1年かけて育てて、出来上がりを楽しむのが魅力。会員それぞれが育てた花の良さを多くの人に見てもらいたい」と話している。

展示会では葉の柄や花のできなど、4部門で会員の投票による品評会も行われる。

春蘭展示会
■日時：3月24日（土）午前11時～午後5時
　　　   3月25日（日）午前9時30分～午後4時
■会場：上越市市民プラザ ホールA

※当日は春蘭を株分けした販売も行われる予定