2018年03月06日 11:34更新
上越地域で就職を希望する地元高校生を対象にした就職セミナーが5日に開催され、参加者は就職に向けて目的意識を高めた。
このセミナーは毎年この時期に、上越雇用促進協議会や上越市などが開催している。上越地域の13の高校から2年生551人が参加した。講師は新潟で就職を支援する株式会社 広報しえんの代表取締役 西嶋弘重さん。就職活動前に、就職する意義について考えてもらおうと講演が行われた。
西嶋さんは「学生と社会人の違いや、企業が求める人材とは何かを考え、気づいて、今後の就職活動に役立てて欲しい」と話した。
新潟労働局によると、平成29年12月末時点での県内の求人数(高卒対象)は昨年に比べて1,072人多い8,759人。求人倍率は0.44ポイント高い2.57倍。就職内定率も0.5ポイント高く96.8%と増えている。一方、全国では就職3年以内に4割の人が退職している実態もあり、就職しても長続きしない傾向が見られるという。
こうした現状から西嶋さんは「仕事の内容はもちろん、就職場所や転勤、労働条件なども踏まえて長く続けられる仕事を見つけて就職活動を行ってほしい」と生徒にアドバイスした。
今回参加した学生は、来月から就職活動を始め、秋に行われる面接に向けて企業説明会や職場見学を行う予定だということ。
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