2018年02月27日 18:18更新
妙高高原を会場に行われている「にいがた妙高はね馬国体」。競技2日目の27日、クロスカントリーやコンバインド競技などが行われ、地元出身者が大活躍した。
雪の上に掘られた2本の溝を滑る “クラシカル”の成年男子C(34歳以上が出場)には51人が出場した。
前の選手を追いかける駒村選手(写真右から2人目)
駒村俊介選手は地元出身で、トリノオリンピックの代表。また、恩田祐一選手も同じく妙高市出身。トリノオリンピックとバンクーバーオリンピックに出場している。恩田選手と駒村選手はスタート直後からスピードに乗り、次々と前の選手を追い抜いた。
1位でゴールする恩田選手
結果は恩田選手が13分38秒8で優勝し、このクラス3連覇を達成。駒村選手も14分20秒3で2位となり、地元勢が1・2フィニッシュを飾った。
駒村選手は「有限実行で2位になれてよかった。恩田さんと1・2フィニッシュを目標にしてきた」と結果を喜んだ。また、地元開催については「地元だから狙って出場した。教え子にいつもと違い真剣に走るところを見せたかった」と話した。
3連覇となった恩田選手は「地元(勢)で1・2位となってよかった。当たり前に勝てるよう練習している。(2位と約50秒差で)結果的に圧勝だが、練習しないで圧勝している訳ではない。国体で勝つことが使命なので、結果が出てよかった」と。
少年女子では上越勢唯一の出場となった池田選手(写真右)
続いて行われた少年女子の部には72人が出場。地元勢では妙高市出身で新井高校1年生の池田結花選手が登場。上越勢唯一の出場となり、17分58秒7の21位だった。
競技後、池田選手は「コンディションはよく、地元のコースだったので、いい滑りができると思ったが、自分の思うような滑りができず悔しい」と振り返った。「全国大会やジュニアオリンピックがあるので、そこで結果を残し、来年も国体に出られるようにがんばりたい」と抱負を語った。
この他、ジャンプとクロスカントリーの2種目で競うコンバインド競技も行われた。
成年男子A(27歳未満が出場)には妙高市出身の清水亜久里選手、曽根原郷選手、佐藤瑶選手の3人が出場した。
コンバインド競技は前半のジャンプの得点をタイム差に換算し、成績順に後半のクロスカントリーがスタートする。前半のジャンプは気温が高く滑走路の状態が悪くなる恐れがあったことから、試技をなくし、本番1本勝負となった。
90.5mの大ジャンプで2位につける清水選手
清水選手はK点を越える90.5mを飛び、トップと20秒差の2位と好位置につけた。競技後「現状からすると60点くらいのジャンプ。2連覇は当たり前のことだが、勝ちにいくだけでなく、次のつながる内容のレースをしたい」と後半のクロスカントリーに向けて意気込みを語った。
ジャンプ7位の曽根原選手
ジャンプ15位の佐藤選手
曽根原選手は56秒差の7位、佐藤選手は2分22秒差の15位で、後半のクロスカントリーを迎えた。
クロスカントリーも含めた総合結果は、清水選手が逆転で優勝。このクラスで2連覇した。曽根原選手は7位(クロスカントリー6位)、佐藤選手は16位(クロスカントリー17位)だった。
コンバインド少年男子では、地元から新井高校の2人が出場し、陸川大空選手が16位、板倉勝音選手は18位だった。
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