2018年02月05日 17:00更新
全国で流行するインフルエンザ。上越市と妙高市でもインフルエンザの患者が急激に増えている。上越市と妙高市の患者数は、先月28日までの1週間に1医療機関当たり48.20人と、平成20年度以降でもっとも多い。原因は2つのウイルスが同時に流行したためと見られている。
上越市栄町2丁目の小児科「塚田こども医院」。きょう5日もインフルエンザの患者が診察を受けていた。
グラフの赤はウイルスのA型、青はウイルスのB型を示している。昨年はインフルエンザのウイルスA型の患者が多く見られたが、先月8日以降はB型が逆転している。塚田次郎院長は「例年はA型が真冬に、B型が春に流行するパターンが多い。今年の1月、2月にB型が多くなったのは(30年以上で)初めての経験。2つの型が流行し、感染の規模が大きくなったのでは」と分析する。
先月15日以降は急激に増え、先月28日までの1週間に受診した人の数は約190人にのぼった。塚田次郎院長によると、1週間の患者数としては過去10年でもっとも多い。
塚田院長は「2つの型は、基本的には同じ症状」とし、高熱、寒気、だるさ、関節痛、筋肉痛、頭痛を挙げる。
例年と異なる傾向にあるインフルエンザ。今後の見通しはどうか……。
塚田院長は「インフルエンザの患者数は、ピークを越えつつあるとみられる。しかし、このあとA型が遅れて流行するおそれもある。2月、3月も注意が必要」と予防を呼びかけている。
※2018年2月5日(月) ニュースLiNKで放送 初回18:30~
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