2018年01月22日 11:37更新
上越妙高で雪さらしといえば「かんずり」が知られるが「ジーンズ」にもあることをご存じだろうか? 妙高市にあるジーンズ専門店マルニ西脇で、冬の晴れ間を狙ってデニムの雪さらしが行われている。
マルニ西脇は今年、創業46年目。オリジナルのジーンズを製造・販売している。ジーンズの生地デニムはジーンズの本場、岡山県に特注し天然の藍だけで染めている。その生地を雪にさらすと……。
「風合いのおうとつが非常に出やすくなって、素材感が出る」と西脇謙吾 社長。着物の雪さらしから着想し、2年ほど前からはじめたという。
ジーンズは、雪にさらす前に地下水で洗う。西脇社長がこの地下水を調べたところ、水道水の6倍も鉄分を含んでいることがわかった。マルニ西脇では現在、一年を通してデニム商品のほとんどを地下水で洗っている。
西脇社長は「鉄分がインディゴ(藍の色素成分)に反応することがわかった。通常の水道水で洗ったものと比較して見ると、全然違う。それがうちの魅力のひとつになってもらえば」と話す。
雪さらしは雪のある間、3月上旬頃まで行われる。雪でさらしたジーンズは妙高市姫川原にあるマルニ本店で購入することができる。
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