2017年12月08日 07:00更新
妙高市の杉ノ原スキー場で7 日、ゴンドラリフト救助訓練が行われた。
ゴンドラリフトが稼働中に止まった場合の救助方法を、頸南署の隊員が学ぶ目的で、講師はスキー場スタッフが務めた。
作業は、はじめにゴンドラの上の部分にロープをかけ、下から隊員がのぼっていく。次に、隊員が救出用のロープを使って、ゴンドラの中の人を地上に下ろした。
通常、ゴンドラが止まっただけであれば、スキー場のスタッフが対応し、中に閉じ込められた人を助ける。しかし、けが人が出たり、長時間ゴンドラが止まった場合などは、消防隊員が応援で駆けつけることになる。
頸南消防署の池田聡署長は「外で実際に職員が救助訓練をするのは今回が初めて。隊員の士気が高く、有意義だった」とふり返った。
杉ノ原スキー場では、ゴンドラリフトが運行をはじめて今年で20年。スキー客が救出されたほどの重大なケースはこれまでないというが、「スキー場のスタッフだけでは救助に時間がかかってしまう。消防隊員に一緒に救助してもらえればありがたい」と話した。
杉ノ原スキー場の今シーズンのオープンは12月23日(土・祝)の予定。
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