2017年11月19日 19:17更新
高田城の歴史や文化を後世に残そうと城の復元を検討する委員会がこのほど立ち上がり、19日、会のメンバーなどが高田公園を視察した。
委員会は、高田城の歴史や文化を後世に残すとともに本丸を復元させ上越市の魅力を高めようとまちづくり団体などが今月立ち上げた。19日は、高田城の歴史について知識を深めてもらおうと委員などを対象にした勉強会が初めて開かれた。勉強会では、委員など約20人が参加し、高田開府400年祭実行委員会の会長を務め城などの歴史に詳しい植木宏さんから本丸のあった場所や門の役割などの説明を受けた。参加者は、植木さんから江戸時代にできた城の中でも石垣のない城は珍しいことのほか、高田城の本丸には門が3つあり、そのうち2つは、門の工事のときや亡くなった人を運ぶときだけ開けていたこと。また、本丸から2つの門が見えることから戦に備えていたことがわかると説明した。
勉強会を開いた高田城復元ネットワーク検討委員会の宮川大樹委員長は「歴史を後世に残すことが我々の使命。高田城復元までは長い道のりだと思うが一歩踏み出すことが大事」と話している。
検討委員会では、今後も3か月に1回程度勉強会をするほか、来年の2月には、市民を対象にしたセミナーを開く予定。
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