2024年06月23日 16:03更新
去年の猛暑による不作で、全国でコメの価格が上がっていることをご存知でしょうか。「需要に供給が追いつかないのでは」など消費者から不安の声が聞かれる中、JAえちご上越管内では、価格は変わらずに在庫も十分に確保できているとして、まとめ買いなどはせずに安心してほしいと話しています。
コメの価格は、去年の記録的な猛暑による不作と、コロナ禍が落ち着いたことによる外食需要の回復で、全国的に上がっているといわれています。その影響で、JAえちご上越の直売所では県外からコメを買いに訪れる客も増え、500キロを購入した関西からの客もいたということです。
そうした中、JAえちご上越では、去年の新米がでた時期からコメの価格は変わらず、在庫も一定の水準を確保できているため、まとめ買いなどはせずに安心してほしいと呼びかけています。
JAえちご上越 西條幸太郎 課長
「現在も十分な量が確保できていて、次の新米が出るまで安定した供給ができる状態。価格も去年10月から変わっていない。今後新米が出るまでも変える予定はない。コメはすりたてが一番おいしいので、まめに買ってもらった方がおいしく食べられる。慌ててまとめ買いしないで」
あるるん畑では、地域の人に安定した供給ができることを示そうと、6月22日(土)~30日(日)の間、上越産の棚田米コシヒカリを通常より安く販売しています。5キロは通常2720円が2450円、10キロは5280円が4800円(税込)です。
買い物客
「地元のコメは安くていい。コメは主食なので、価格は大事」
山梨県からコメを買いに来た人
「あるるん村のLINEでイベント情報見て、コメが安いと知って来た。こんなにおいしいコメが安く買えて最高」
23日(日)は生産者によるコメの試食販売も行われ、訪れた人は味の特徴などを聞きながら、気に入った品種を購入していました。
あるるん畑利用組合 小島藤吉 組合長
「コシヒカリだけでなく、みずほの輝きやにじのきらめきなど上越生まれのコメを食べてもらいたいと実施した。少しずつでも買ってもらい、好みのものを選んで地元のコメを使ってほしい」
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