2024年05月05日 18:32更新
太平洋戦争の末期、新潟県内ではじめての空襲により犠牲者が出た直江津空襲から79年となった5日、上越市黒井の黒井公園で犠牲者を追悼する慰霊集会が営まれました。
直江津空襲は、太平洋戦争の末期昭和20年5月5日午前11時15分ごろ、米軍機B29により直江津の工場などに向けて爆弾が投下されました。県内での空襲はこれが初めてで、3人が死亡し、4人が重軽傷を負いました。
慰霊集会は「直江津空襲と平和を考える会」が平成3年に平和を祈念するため空襲の被害を受けた近くの黒井公園に標柱を立て毎年5月5日に慰霊を行っています。
79年が経ったこの日、会のメンバーや地元住民など30人ほどが参加し、空襲があった午前11時15分に黙とうを捧げました。
参加者は、平和への思いを語り合い身近に起きた戦争の記憶を後世に伝える決意を新たにしていました。
参加者
「新潟県で初めて終戦間際に爆弾が落ちたことを知らない人が多い。私も10数年前まで知らなかったけれど広めていきたい」
参加者
「戦前の人から聞いてちゃんと伝えることが大切。自分の家族だけでもこういう話をしていくと歴史をつなぐことになると思う」
直江津空襲と平和を考える会 本間勝会長代理
「若い人が実際の戦争はこういうことを引き起こし身近にあるということ、戦争の様子を見て他人事ではないということを悟ってほしい」
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