2017年10月14日 17:02更新

元上越市長の宮越馨さん（76）が14日に記者会見を開き、22日投開票の上越市長選挙への立候補を断念したことを発表した。

その理由について宮越さんは「突然降って沸いた衆院選で、自身が描いていた政策の周知期間を大きく損ねる結果となった」「断腸の思いで出馬を断念する」とし、数日前に立候補しないことを決めたことを明かした。

宮越さんは、今回の選挙を人口減少時代をキーワードに極めて重要な選挙とし、地方だけでなく国の未来を救う政策を論じ合う選挙と位置づけてきた。「子供年金制度」や「地域経営会社制度コミュニティカンパニー」の創設を政策の重要な柱と位置づけ、上越市長への復活の道を模索してきた。

政治家は“政策に生きる”を信念とし、市民に全戸配布した「みやこしかおる の緊急提言」とした政策は、上越市のみならず国をも救う自信作としている。立候補はしないものの「いつしかその政策が花咲くことを祈念する」とし、今後も微力ながら市政発展のために協力していくことを誓った。

任期満了に伴う上越市長選挙はあす15日（日）告示、22日（日）投開票される。新人の中川幹太さん、現職の村山秀幸さんの一騎打ちになる公算。