2017年10月11日 16:57更新
今月15日に告示される上越市長選挙の立候補予定者に対し原発問題について尋ねた公開質問状の回答が、きょう公開された。公開質問状を出したのは、脱原発を訴える市民団体「つなげよう脱原発の輪 上越の会」。質問内容は、柏崎刈羽原発の危険性や上越市の原発事故避難計画の問題点、さらに、柏崎刈羽原発の再稼働を認めるかなど7項目で、会によると9月22日の時点で立候補の意思を示していた3人から回答があった。
このうち原発の再稼働について中川幹太さんは「運営母体に信頼がない中で再稼働を認めることはできません。相応の避難計画と避難訓練が必要で、現時点では時期尚早」と
村山秀幸さんは、「福島第一原子力発電所の事故の原因、健康と生活への影響、安全な避難方法が検証されるまでは、再稼働の議論はできないということが県民の意思」と答えた。
回答について会の植木代表は、「踏み込み方が甘く無難な回答」「放射能から市民を守る意気込みが感じられない」と述べて難色を示した。
会では一両日中に回答の全文をホームページに掲載することにしている。
会の植木代表は「原発問題を通じて立候補予定者の人間性を有権者に見てもらいたい」としている。
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