2017年10月06日 12:42更新
今年8月、上越教育大学と春日山の間にある上越市岩木地区に新たらしい町内会館が完成し、5日に竣工を祝うコンサートが開かれた。プロの演奏者による太鼓や笛が披露されたほか、集まった人も太鼓演奏に加わり会場を盛り上げた。
上越教育大学と春日山の間にある上越市岩木地区は、昨年4月に区域を分割して岩木1丁目から3丁目までの3つに分かれた。このうち岩木1丁目の町内会館が今年8月に完成した。
上越市岩木地区は昭和50年ごろから住宅が建ち始め、その後、上越教育大学の開校や山麓線の開通により宅地開発が進んだ。住民が増えたことで問題になったのが、町内会館の数。
岩木地区には9月30日現在で740世帯1,975人が暮らしているが、町内会館は1つのみ。場所によっては、家から町内会館までの距離が1㎞ほどある人もいた。こうした背景もあり、去年の4月に岩木地区は1丁目から3丁目まで3つに分かれ、新たな公民館が建てられた。
岩木1丁目町内会の猪俣光夫会長は「1丁目は240世帯ほど。災害時の一時避難場所が確保されたこと、これが一番大きい。どの年代の方も、この町内会館を核として、人と人とのつながり、絆を今以上に深めていける場所になれば、これ以上のことはない」と話した。
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