2017年10月05日 17:42更新
国際テロの脅威が高まる中、テロを未然に防ぐための訓練が5日に直江津港で行われ、関係機関が連携を確認した。
訓練は2020年の東京オリンピック・パラリンピックを前に各機関の連携を確認することが目的のひとつ。直江津港は外国船の出入りがあることから、テロに対する危機管理が求められている。
訓練には、新潟県警機動隊や上越海上保安署など、港の管理と保安に携わる7つの機関から約80人が参加した。直江津港に接岸中の国際貨物船の中で、爆弾テロが発生したという想定で行われ、海上保安署の職員が船の中に潜んでいるテロリストを取り押さえた。
この他、テロリストが残した爆発物の処理や、船員への手荷物検査など様々な訓練が行われた。
上越警察署の中村栄署長は「直江津港は国際港で、いろいろな船が入ってくる。テロリストの入出国や活動の拠点になることも危惧される。関係機関の連携で安全安心な直江津港になるよう努めたい」と話した。
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