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トルコに派遣 上越消防署の岡田さんが救助活動を市長に報告

2023年02月21日 17:26更新

今月6日にトルコ南部で発生した大地震で現地に派遣された、上越消防署特別救助隊の岡田俊介さんが、一週間の派遣を終えて先週帰国しました。21日(火)は上越市の中川市長に現地での救助活動などについて報告しました。

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大地震のあったトルコに派遣されたのは、上越消防署特別救助隊の副隊長、岡田俊介さん(41)です。岡田さんは消防庁の派遣要請を受け、国際緊急援助隊・救助チームの一員として、今月7日から15日までのおよそ一週間、現地のカフラマンマラシュで救助活動などにあたりました。

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写真提供:JICA

現地では、到着と同時に活動を開始し、建物に取り残された人の捜索にあたりました。捜索は36時間続き、救助活動中も余震が起き、常に危険と隣り合わせだったといいます。

岡田さんは「余震もあり、建物の亀裂が大きくなって、要救助者がいたが撤退せざるを得ないこともあった」と話していました。

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写真提供:JICA

地震が起きたのは早朝だったため、寝たまま建物に取り残される人が多く、さらにトルコの建物は梁がなく、天井や床が一気に潰れるいわゆる「パンケーキクラッシュ」が起きたということです。

捜索では、音響探知機を使って、音を頼りに要救助者を探し、機械で天井や床に穴を空けながら救助活動にあたりました。岡田さんは現地は寒さが厳しく、仮眠もあまり取れなかったと話しました。

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写真提供:JICA

岡田さん
「夜は-3~6℃でテント生活。寒さで寝られず、1~2時間の睡眠だった。出動がかかればすぐに出た」

岡田さんのチームは6人を救出しましたが、いずれも亡くなりました。また、医療班では生存者1人の診察を行いました。

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21日(火)は、上越地域消防事務組合の管理者である中川市長に、現地での活動を報告しました。市長は「今回経験した記録をしっかりと取ってほしい」と話しました。

上越地域消防局から海外に職員を派遣するのは、今回が初めてでした。池田聡消防局長は「無事に帰ってきてくれて安堵している。今回の経験を職員に共有したい」と話していました。

岡田さん
「空港では『ジャパンサンキュー』の声。(町でも)握手を求められたりした。まだまだ被災者は助けを求めている。募金などでトルコの人たちを救ってほしい」

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