2017年09月04日 16:00更新
上越市と平和友好交流をしているオーストラリアカウラ市の職員、クリス・カナードさんが職員研修に訪れ、4日から2週間にわたり、市内を視察し関係者と交流する。
上越市に研修で訪れているのはオーストラリア ニューサウスウェールズ州カウラ市の職員、クリス・カナードさん。
上越市とカウラ市は共に戦時中、捕虜収容所があり、多くの兵士が亡くなった歴史を共有していることから平成15年から平和友好交流を続けている。平成18年から24年までは両市の間で職員の交流をしていたが、行政システムの違いからしばらく交流が途絶えていた。去年、村山市長ら上越の一団がカウラ市を訪問したことをきっかけに交流が再開し、今年はカナードさんが代表して、研修で上越市に訪れた。
きょう4日は、市内の観光地、春日山や林泉寺をまわった他、村山市長と面会し、自己紹介や両市の交流について話した。
カナードさんは、カウラ市で施設管理部門マネージャーとして、市内にある日本庭園や上下水道の管理の他、リサイクルやごみ処理、産業用空港の開発などを担当している。村山市長に対し「両市の関係性は悲しい歴史から始まったが、良い交流につながっているのでうれしい」と話していた。
カナードさんは15日まで滞在し、上越市の職員の家にホームステイし、7日には直江津中等教育学校で平和学習を行う予定。
※2017年9月4日 ニュースLiNKで放送 初回18:30~
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