2022年01月01日 10:14更新

上越市大手町の高田郵便局で年賀状の配達出発式が行われ、およそ138万通が市内の各家庭に運ばれました。

1日、午前8時の高田郵便局です。気温は-0.7度、雪が降るなか、配達員90人が出席して年賀状配達の出発式が行われました。

はじめに、高田郵便局の篠原孝幸局長が「コロナ禍で人と人が直接会うのはまだ難しい状況。そのなかで、年賀状をあまり出さない若い人が、年賀状の良さを改めて考える機会になっている。会いたくても会えない人に年賀状で思いを届けることに、喜びと誇りをもって配達をしてほしい」とあいさつしました。

式には上越市の中川市長も出席し「雪の中だが体に気を付けて、皆さんの思いを届けてください」とエールを送りました。

式が終わると配達員はバイクに乗り込み、吹雪で視界が悪く路面状況も悪い中、列になって慎重に出発していきました。年賀状は、一日かけて市内の各家庭に配られます。

高田郵便局によりますと、電子メールやSNSの普及で年賀状を書く人は年々減少傾向にあり、1日に配達される年賀状は、高田郵便局管内でおよそ138万通です。これは、前年の152万通よりも14万通ほど少なくなりました。

田口太総務部長は「手書きや手作りの年賀状は、あたたかみがあるのが魅力。1日以降も受け付けているので、相手を思いながらオリジナルの一枚をつくり、その思いを私たちに預けていただきたい」と話しています。