2021年06月26日 09:33更新
妙高高原に都会からのワーケーションを呼び込むにはどうするか? 妙高市立妙高中学校の3年生が具体的な計画案をつくり、24日に専門家の前で発表しました。
妙高中学校の3年生26人は、今年1年かけて地域活性化の計画づくりに取組んでいます。
テーマは3つ。地元の関山神社と宝蔵院を生かした「歴史」、郷土料理を生かした「食」、そして仕事と休暇を組み合わせた働き方、「ワーケーション」の活用です。
生徒はこれまでに地元の住民や観光関係者などを講師に招いて、テーマごとに勉強を重ねてきました。
この日は、これまでと同じく専門家などを招き、計画の中間発表となりました。そのうち、ワーケーションについては、都会の家族を対象に、赤倉での1泊2日のプランを発表しました。
内容は、親がホテルなどで仕事をしている間に子どもが農作業を体験、お昼には、親子で郷土料理を作って食べるというものです。
講師を務めた妙高観光局の伊藤美香さんは「これは大人にもできない内容。テーマをはじめ、ターゲットの設定、目的、スケジュールなどがはっきりしている。アドバイスをもとに発表してくれた」とプランを評価しました。
参加した生徒は「来た人に妙高の良さを知ってもらえるよう具体的に細かくした。また来たいと思ってもらえる体験をしてほしい」と話していました。
最後に伊藤さんは「きちんと子どもが楽しめるスポット、家族で行きたい食べ物屋などが盛り込まれていた。(プランが完成したら)本格的に中学生が考えたプランとして売ってみたい」と話しています。
地域活性化の計画は11月ころの完成を目指し、妙高市や商工会などに提案する予定です。
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