2021年04月22日 04:00更新

上越市大潟区の竹田酒造が製造販売する「かたふね はなじかん」が、日本酒のコンクール「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2021」のプレミアム純米部門で、最高金賞を受賞しました。

■かたふね はなじかん
500ミリリットル　2200円（税込み）

このコンクールは今回で11年目。日本酒の魅力を海外に伝えようと、海外で一般的なワイングラスに日本酒を注いで審査します。今年は国内外から5部門に計1000点の応募があり、最高金賞に57点、金賞に253点が選ばれました。

このうち、竹田酒造の「かたふね はなじかん」はプレミアム純米部門で最高金賞に選ばれました。デザートワインのような穏やかな香りが特徴で、口に含むと柔らかな甘さが広がり、のどを通るとコメの香りが優しく戻ってきます。また、酸味が効いて、甘さがだらだら続かない日本酒になっています。

社長で杜氏の九代目蔵元、竹田成典さんは「大きなコンクールでは、カプロン酸というメロンのような香りがしっかり出ているものが評価されやすい時代。『はなじかん』はそこまで香りが強くない。移ろう流行の中で『はなじかん』が評価されたのは大変喜ばしいことだ」と話していました。

このほか、上越地域では、君の井酒造の「君の井 純米」が、ワイングラスでおいしい日本酒アワード メイン部門で金賞、妙高酒造の「杜氏栽培米仕込 特別純米妙高山」が、プレミアム純米部門で金賞を受賞しています。