2021年03月11日 20:00更新

若者目線のご当地バージョン！

えちごトキめき鉄道が発行している駅独自の「鉄印」を、上越高校と糸魚川高校の生徒が新たにデザインし、13日（土）から直江津駅と糸魚川駅で限定販売されます。

これが上越高校の生徒がデザインした鉄印です。直江津のまちと日本海をステンドグラス風に描いたものと、羽ばたくトキを描いたものの2つあります。

糸魚川高校の生徒がデザインしたものは、かつて糸魚川地方を治めたとされる奴奈川姫や市の花、ササユリなどをモチーフにしています。

鉄印の販売は、北海道から九州まで全国の地方鉄道40社で行われていて、トキめき鉄道では去年7月から始まりました。会社によりますとこれまでに約7000枚が販売され、これは参加地方鉄道の中で最も多いということです。

今回、地元高校生とのコラボは全国に先駆けた新たな取り組みになります。取り組みの当初から販売していた通常版の鉄印の文字は、地元の書道家、渡邉谿雪さんが書きました。

今回のコラボは渡邉さんが上越高校で書道の非常勤講師を務めていた縁からつながったということです。えちごトキめき鉄道の豊岡滋さんは「えちごトキめき鉄道の利用者の多くは学生。普段から利用している高校生がデザインすることで、一緒に地域の魅力を全国の鉄印ファンにPRできたらうれしい」と話します。

今回の制作にあたり、上越高校では美術部14人、書道部2人が個別にデザインを考え、最終的にトキ鉄の選考で決りました。

直江津の海をステンドグラス風にデザイン
田村ひよりさん（美術部2年）
「波や魚で直江津の海を表現。全国に直江津が広まってくれたらうれしい」

日の丸にトキをデザイン
小山瑞稀さん（美術部2年）
「鉄道の名前からトキを取って描いた。遠くから見ても目立つように日の丸を大きくした。鉄印を集めるついでに上越を観光してほしい」

文字を書いた武田心夢さん（書道部2年）
「えちごの文字がかわいらしくなるように墨を多めに書いた。家に飾ってくれたらうれしい」と話しています。

鉄印はそれぞれ税込300円です。直江津駅では上越高校版、糸魚川駅では糸魚川高校版が各200枚限定で販売されます。

また今月20日には直江津駅の自由通路で開業6周年を祝うマルシェが開かれ、ここでは今回の選考にもれたデザインの鉄印が限定販売されるということです。