2017年05月28日 19:20更新
上越市が購入を目指す上杉謙信の愛刀で国宝の「山鳥毛」。購入に協力しようと、謙信公ゆかりの食文化を表現した「謙信あつめ汁」が振る舞われるチャリティイベントが28日に上越市で開かれた。
直径2mの大鍋で作られたのは「謙信あつめ汁」。総合福祉サービスを手掛ける「リボーン」などが地元の新しい名物を作り、地域を盛り上げようと去年考案した。
謙信あつめ汁は戦国時代に儀式や祝いの席で振る舞われたとされ、メギスのすり身だんごと干し鱈、にぼしでとった出汁に、こうじ味噌で味付けをし、車麩(くるまふ)やゼンマイ、タケノコなど地元の食材をふんだんに使用している。
リボーンは今回、災害時の炊き出し用としても使えるとし、最大3,000人分の調理が可能な大鍋を新調さした。イベントでは一杯100円で1,000人分のあつめ汁が振る舞われた。
販売開始から約1時間半で完売する人気ぶり。リボーンでは今後も毎年1回はあつめ汁を振る舞い、地域に浸透させていきたいと話している。
あわせてイベントでは上越市内13区の特産品が販売されるブースが並んだ他、おなじみのご当地キャラクターが登場し、家族連れでにぎわっていた。
謙信あつめ汁の収益金は、上越市が今年度予定している国宝の太刀「山鳥毛」の購入に全額 寄付される。
※2017年5月29日 ニュースLiNKで放送 初回18:30~
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