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名立区の工場で労働災害 会社と工場長を書類送検

2020年09月17日 14:08更新

上越労働基準監督署は17日、労働安全衛生法違反の容疑で名立区に工場がある愛知県豊橋市の有限会社佐々木工業と工場長の男を新潟地方検察庁高田支部に書類送検した。

上越労働基準監督署によると、今年5月27日、上越市名立区赤野俣にある佐々木工業の名立工場で、重さ1.3トン、長さ11mの鉄骨を積んだ台車が脱線した。これをレールに戻そうと、工場長の41歳の男が派遣労働者にフォークリフトを運転させ、台車に積んであった鉄骨を持ち上げたところ、フォークの先から鉄骨が落下。付近で作業していた労働者に激突し、重傷を負う災害が発生したもの。

労働安全衛生法では、フォークリフト等の車両系荷役運搬機械等を用いて作業するときは、労働者に危険が生ずるおそれがある箇所に労働者を立ち入らせないことや、誘導者を配置することが規定されているが、災害発生時にこれらの措置がされていなかった疑いがある。

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