2020年09月09日 18:28更新
ひとくちまくわや、ばなな南瓜(かぼちゃ)など、地域ならではの上越野菜を使ったレシピを夏休み中に調べた児童の発表会が8日、上越市立春日新田小学校で開かれた。中には、プロも驚くメニューも飛び出した。
「ひとくちまくわのトロピカルデザートは甘くておいしい。デザートにぴったり!」と、児童が元気よく発表した。春日新田小学校の5年生66人は、地域で古くから栽培されてきた上越野菜の新しい食べ方、レシピづくりに取り組んでいる。
そのため、児童は夏休み前、上越野菜の畑を見学した。そして夏休み中は、インターネットなどでレシピを調べ、自宅で上越野菜を使った料理に挑戦した。
2学期になり、児童はその結果をレポートにまとめ、代表8人が発表した。発表では、上越野菜のオクラやひとくちまくわなどを材料に、おかずからスイーツまで幅広いメニューが飛び出した。「ごまポン酢冷しゃぶオクラあえ」を作った児童は「トマトと肉の相性がいい。オクラのねばねば感がおいしかった」。
「うり坊のタルト」を作った児童は「うり坊は、まくわうりを品種改良したもの。カスタードクリームの上にカットしたうり坊をのせ、グラニュー糖をかけてオーブンで焼いた。うり坊の汁とタルトの中のカスタードクリームがおいしかった」と紹介した。
この日は授業参観日も兼ね、保護者も発表を見守った。発表が終わると、児童が保護者にマイクを向け、突撃インタビュー。保護者は「上越野菜を知らず、息子とあるるん畑に行って初めて知った。ひとくちまくわのトロピカルデザートは、シロップの甘みが加わっておいしく食べることができた」と話した。
このほか、あるるん畑の副店長、亦野潤一さんが招かれ、ひとつひとつの発表にコメントした。亦野さんは、これまで児童に上越野菜の魅力などを紹介している。
亦野さんは「農協に入るまで、自分も上越野菜を知らなかった。魅力を教えてくれてありがとうという活動に発展している」と児童の活動に感謝していた。
児童はこのあと、今回のレポートをもとに上越野菜のPR動画を制作する。そして、来月中旬には上越野菜のばなな南瓜を使ったレシピも考えるという。
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