2020年07月09日 09:12更新
盲目の女旅芸人瞽女や瞽女を支えた村人の言葉を集めた本が7日に出版された。 タイトルは「瞽女力入門」。
越後瞽女を代表する杉本キクイさんや小林ハルさんらの言葉をはじめ、瞽女さんと深くかかわった村人らの言葉を紹介している。
この本を書いたのは、妙高市の詩人、国見修二さん。
国見さんはこれまでにも瞽女の足跡をたどった本などを執筆した経験がある。今回、瞽女の言葉に着目した理由について「瞽女の言葉に生きる力がこもっていると感じたから。現代人にこの力を取り入れてほしい」と話している。
紹介されている言葉は瞽女を扱った書籍から拾い集めたもので、全部で92。言葉の背後には「辛抱」「耐える」「思いやり」が根底にあるという。
国見さんは「92のなかから一つでも自分に合った言葉を実感し、日々の生活にいかして豊かな生活を送ってほしい」と話している。
「瞽女力入門」は税込み1200円。一般書店での販売は15日からで、これに先駆けて、7日から地元の春陽館書店や瞽女ミュージアム高田で販売が始まっている。
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