2020年07月09日 09:14更新
コロナ禍で小学生のスポーツ大会が中止になるなか、上越市立南川小学校で7日、児童が主催するミニ陸上大会が開かれた。
大会は走り高跳び、50m走、全員リレーの3種目で行われ、5、6年生73人が参加した。南川小学校では毎年、5、6年生の選抜メンバーが上越市の親善陸上大会や水泳大会に出場してきた。しかし、今年度はコロナ禍のためすべての大会が中止になり、練習もほとんど行えない状態になっていた。
そうしたなか、6年生の有志が立ち上がり、自ら大会を企画した。
7日は、雨のためグラウンドではなく体育館での開催だったが、児童は仲間の声援を受けながら次々と競技に臨みさわやかな汗を流していた。
最後のリレーは、2チームが追いかけ合う「キツネ狩り」と呼ばれるもの。バトンパスの時に担任の先生の長所を大声で発表する特別ルールもあり、会場は大きな笑い声に包まれた。
児童からは「今年は大会ができず悲しかったが、きょうはみんなで楽しくできてうれしかった」と笑顔が見られた。
企画した6年生は「うまくいって良かった。自分たちで企画して開けたのがうれしい。中学高校に行っても残る思い出だと思う」と話していた。
ミニ陸上大会は翌8日も開かれ、大縄跳びや綱引きで楽しんだという。
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