2020年07月01日 16:33更新
来年11月の任期満了にともなう上越市長選挙に、前回の選挙で現職の村山市長に僅差で敗れた元市議会議員の中川幹太さんが1日に立候補を表明した。
中川幹太さんは兵庫県出身の45歳。広島大学を卒業後、上越市桑取地区などで活動するNPO法人「かみえちご山里ファン倶楽部」を経て、平成20年から市議会議員を2期務めた。
3年前には市長選挙に立候補し、現職の村山秀幸市長と一騎打ちの末、わずか1,462票の差で落選した。
会見で中川さんは来年秋の市長選挙への立候補を表明し、人口減少を食い止めることを念頭に3つの政策の柱を掲げた。
1つ目は若者が上越市に魅力を感じられるよう、上越妙高駅周辺に市内のベンチャー企業を集め、UターンIターンへの後押しをすること。2つ目は現在の地域協議会や総合事務所に今以上の機能や権限をもたせ、本庁中心ではない地域で物事を考えられる環境を整えること。3つ目に医療・介護の問題をあげ、寝たきりの人を減らし、予防医療の充実をはかるとしている。会見の冒頭に「安定して人口が減り続けている。これは今まで上越市が講じてきた人口減少対策が効果を持たなかった。私の一番のスローガンは『ふるさとを愛そう』そして若者が帰ってきたくなる、帰ってこれる上越市を作らなければならない」と述べた。
中川さんは具体的な政党などの推薦は受けず無所属で立候補する方針。すでに先月から戸別訪問や街頭演説を始めていて、年末をめどに詳しい政策の公表、来年春には事務所開きを行うとしている。
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