2017年04月28日 15:40更新

昨年12月に糸魚川市で起きた大規模火災を受け、住宅密集地の消火体制を検証する会議が28日に上越市で開かれた。会議では今年12月に検証結果をまとめることにしている。

第１回大規模火災時における消火体制に関する検証会議　

検証会議は糸魚川市の大規模火災を受け、高田や直江津など住宅密集地の消火体制を見直そうと、上越市が開いた。

市をはじめ上越消防や上越市消防団の関係者、約20人参加し、会議は非公開でおこなわれた。消防庁では糸魚川市の大規模火災を受けて検討会を立ち上げ、消防のあり方を見直し、来月をめどに国への提言をまとめていることにしている。

上越市などでつくる検証会議では、この提言をもとに、6月以降各団体の役割、火を消すための道具、水路を含む水の利用方法について検証を進める。

この他、先月高田の住宅密集地で火災が起きたことを想定した訓練について、ビルなど高い場所から火の動きを監視することや、火を食い止めるための防御線を設定することが重要であることが報告された。

また直江津の住宅密集地にある天王川を活用した実証実験を秋までに行う計画で、消火体制などを確認することにしている。


※2017年4月28日　ニュースLiNKで放送　初回18:30～