2020年03月30日 16:00更新
山火事をコンクリートミキサー車で消火する訓練が30日、上越市浦川原区で行われた。
訓練は浦川原区の霧ヶ岳公園近くで林野火災がおきた想定で行われ、東頸消防署の署員14人が参加した。現場では、消火に必要な水が確保できないため、近くにある東頸生コンが協力、コンクリートミキサー車2台を使って約10トンの水を運んだ。
東頸生コンの髙波正幸 代表取締役は「従業員の中で防火に対する意識が高まって良い機会だと思う。生コンはドッと出ることはないので、排水するときは回転数を下げている」と。東頸消防署の仙田恵署長は「消防だけでは困難な活動があるので、協力し合って対応することが必要」だと話した。
東頸消防署管内では去年5月、安塚区で林野火災が1件発生している。
消防では春先は空気が乾燥し一度火災がおきると拡大する危険性が高いため、より一層の火の用心を呼びかけている。また、最近、火災の通報で110番にかける人が多いことから、落ち着いて119番に通報してほしいということ。
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