2020年01月24日 10:58更新
味噌は百薬の長!
上越市三和区のあおき味噌は、創業者である青木實 会長が年男の96歳を迎えたことからそれを記念した味噌をあす25日に発売する。現在も毎日業務にあたる青木会長に話をうかがった。
これが新発売の「越後みそ 元気に長生き」。三和産のコシヒカリと北海道産の大豆をつかった熟成みそ。「元気に長生き」は、あおき味噌を創業した青木實 会長が今月、年男の96歳を迎えたことを記念して企画した。
青木会長は大正13年、三和区に生まれ、東京大学医学部に入学するほどの秀才だった。しかし、戦時中の無理がたたって結核を患ったため中退。戦後、一念発起して、味噌の醸造に取組んだ。まわりに同業者が多かったこともあり、商いの場を東京の市場に求めたという。
青木会長は「味噌を作ってお江戸へ行って、お江戸の金を持って来るスタンス。東京の市場に褒められるのに10年かかった。デパート専門店で売って売って売りまくった…」と当時を振り返る。
青木会長は、現在も毎朝8時に出社、夕方まで業務に勤しんでいる。健康の秘訣は味噌汁を欠かさないことという。
「味噌屋なので味噌汁を(日に)3度飲んでいる。日本人は味噌を食べていれば活動できることは昔からわかっている。残念ながら(食の)西洋化におされ、体格は良くなったが昔の日本人よりバイタリティが無くなった…」と話す。
今回発売される味噌には日本食の良さを伝えたいという願いが込められている。
「私は結核を病み片肺なので長生きするにはどうすればよいのか、日本食を考えた。日本人に最も適した食材(味噌によって)片肺でも百まで生きることを身をもって社会に示したい」と話した。
「越後みそ 元気に長生き」はあす25日から、上越市内のハラシン・ナルス10店舗で限定発売される。
※ご覧の記事の内容は2020年1月24日(金)JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch)初回18:30
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