2019年12月10日 15:40更新
強風や地震でスキー場のゴンドラリフトが緊急停止、乗客を救助する訓練が10日、妙高杉ノ原スキー場で行われた。
訓練には、妙高杉ノ原スキー場と頸南消防署の職員約30人が参加。使ったゴンドラリフトは地上8mほどの高さにある。リフトは突風などでワイヤーが外れた場合や地震によって地盤がゆるんだ場合は止まる。電気系統の故障で止まった場合は、予備電源で運行できるということ。
はじめに、スキー場の職員が消防署員にゴンドラリフトの仕組みや救助方法を説明した。使う用具はスキー場に特化したもので、消防署員が普段救助で使うものとは異なる。
続いて実際にリフトを動かし、救助訓練がはじまった。ロープを使って職員がゴンドラの上にあがり、そこから縛帯(ばくたい)と呼ばれる救助ベルトを乗客に渡す。乗客は縛帯を身につけ、地上からのロープをつたって脱出する。
杉ノ原スキー場の髙橋均支配人は「器具や段取りを消防署と確認することで有事の際に対応できる」と訓練を振り返った。また今年のリフト運行に関して「一番怖いのは強風。危険な風速でリフトを止める基準がある。マニュアルをきちんと守って運行していきたい」と話した。
杉ノ原スキー場は今月21日(土)オープンの予定。
※ご覧の記事の内容は2019年12月10日(火)JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch)初回18:30
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