2019年11月04日 07:19更新
全日本バレーボール高校選手権大会、通称・春高バレーへの出場をかけた県予選会が3日、新潟市で行われた。女子は関根学園が2年ぶりに決勝に出場し、昨年の優勝校・長岡商業に挑んだ。
関根学園は2年ぶりの決勝で、初優勝を狙う。相手は昨年の優勝校、長岡商業。6月のインターハイ県予選の決勝で関根学園を破った宿敵だ。
決勝は5セットマッチで行われた。第1セット。緑のユニフォーム、関根学園は序盤、連続で4点を失うものの、攻撃の要で身長174cmの1年、18番の古川碧(そら)がスパイクを決めて1点を返す。
関根学園はこの後、連続で得点を決め3点を返すが、長岡商業が突き放し、第1セットを15-25で失う。
第2セット。関根学園は古川に加え、2年で3番の木嶋咲希も攻撃を決め、関根学園は19-11と8点リードする。
関根学園が試合の流れをつかんだと思われたが、長岡商業の猛攻で21-21の同点に追いつかれると、長岡商業の勢いは止まらず、関根学園は第2セットを21-25で失った。
あとがない関根学園は第3セット。木嶋がサービスエースを決め、この試合、初めて先制する。
その後は古川のスパイクが次々と決まると木嶋のスパイク、ブロックも決まり、18-14とリードを保つ。
このまま逃げ切りたい関根学園だが、その後、長岡商業に追いつかれると22-25と逆転を許し、セットカウント0-3で敗れた。
3年の杉田夏海キャプテンは「インターハイ県予選では自分たちで雰囲気を作れなかったが、自分たちで盛り上げようと成長できた。技術も一人ひとり磨き、発揮できた。『上越から春高』を目標にやってきたので、後輩には『春高』に行ってほしい」と悔しさをにじませた。
エースとしての成長に期待がかかる、1年の古川は「『春高』が目標だったので、決勝で負けて悔しい。悔しさをバネに学校でもっと練習して、来年はこの舞台でリベンジし、『春高』に行く」と、誓った。
宮川奈々監督は「ブロックの練習をかなりし、相手にプレッシャーをかけられた。頑張った」と選手の活躍を称えた。また、引退する3年生について「失敗・練習の中に成長があった。これを自信に進路先でも頑張ってほしい」とエールを送った。
なお男子は、上越総合技術高校が3位になった。
※ご覧の記事の内容は2019年11月5日(火)JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch)初回18:30
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