2019年10月15日 09:00更新
「ゲートボール」と聞いて何をイメージするだろうか? お年寄り向けのスポーツと思う人もいるだろう。実は上越市にはジュニアゲートボールチームがあり、全国大会で優勝したこともある強豪だ。そのチームが11月に行われる県大会で前人未到の5連覇を目指し、練習に打ち込んでいる。
上越市のジュニアゲートボールチーム「大潟」は、名前の通り大潟区を中心に、10年以上活動している。現在のメンバーは小学4年生から高校2年生までの17人。毎週日曜日に練習し腕を磨いている。
コーチは同じチームのシニアメンバー。文字通り「人生の大先輩」から手ほどきを受ける。
実は「大潟」は、全国に知られる強豪だ。これまで6歳以上から15歳未満が参加するジュニア2部クラスの全国大会に7回出場。毎回40チームほどが参加するなか、おととしは優勝、今年は3位。この他、ベスト8を2回と輝かしい成績を残している。
泉嘉雄監督は「最初は全国大会に行くだけで十分満足だったが、だんだん目標が高くなった。目標があるから子どもたちは怒られていても頑張っている」と、練習に励む姿勢を評価する。
ところでゲートボールと言えば、お年寄り向けと思う人もいると思うが、元々は子どものために考案されたスポーツだ。上越市大潟区では地元小学校のクラブ活動にゲートボール部があり、子どものうちから親しんでいる。
今年からゲートボールを始めた小学5年生の杉田唯人さんは「クラブでやって楽しくて」とチームに入った。
小学6年生の山﨑隆一さんは「他のスポーツは同世代とプレーするのが主流だが、ゲートボールはお年寄りや何年も経験している人と出来て交流が深まる。自分の技もお年寄りのおかげで上達する」とゲートボールの醍醐味を話した。
ゲームのルールはボールを打って、3つのゲートを順に通過し、最後にゴールポールに当てると「上がり」になる。ゲートを通過するごとに1点、上がると2点もらえる。
チームは5人1組、敵と交互にボールを打つが、ポイントは相手のボールを、ゲートをくぐらせないようブロックすること。そこで使われるのが「タッチ」「スパーク」と呼ばれる2つの技だ。「タッチ」は自分のボールを、他のボールに当てること。
うまくいったら次は「スパーク」だ。自分のボールを足で押さえながら打つ。これによって敵のボールをコースの外へ押し出すなど妨害できる。その間に味方が早く上がれるようにする。
後輩に指導する中学3年生の小山倖大さんは「寝る時間が遅いと眠くなる。ゲートボールは頭を使うので、集中力が大切」と技術以外にもアドバイスを送った。
小学6年生の山﨑さんは「新人が多くて弱いが 何年も経験している仲間がいる。サポートしてもらい頑張れる」。小学5年生の小山紫響さんは「5連覇がかかっている。しっかり練習したい」と意気込みを語った。
県大会は11月17日(日)、加茂市で行われる。
※ご覧の記事の内容は2019年10月16日(水)JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch) 初回18:30
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