2019年10月08日 11:13更新
博士もっと教えて!
上越市出身で応用微生物学の世界的権威、坂口謹一郎博士の功績を学ぶ授業が7日に上越市立南川小学校で行われ、児童は実験を通して発酵の仕組みを学んだ。 授業をうけたのは南川小学校の5年生40人。上越教育大学の光永伸一郎教授が講師をつとめ、はじめに坂口博士が麹菌の研究であげた功績などを紹介した。
続いて、味噌や醤油など身近な発酵食品に麹菌がどう働いているのかを実験で学んだ。
これは麹菌がついた米粒。そこに試薬をかけると、麹菌が米のデンプンを消化、分解した部分は白くなる。児童からは「すごい!なるほど!」など驚きの声が上がった。
光永教授は「1粒数時間置いただけ。それだけ麹菌の消化能力が強いということ」と説明した。
5年生は今年、田んぼで稲を栽培して米作りを学んだ。授業は米が、味噌など発酵食品の原料になることを学ぶ目的もある。
児童は「菌の偉大さが分かった。麹菌の力が強いから、米から美味しい発酵食品がうまれることを知った」と話した。
この他、授業では米味噌と大豆味噌の違いについて、味噌汁を飲み比べて体験した。 児童は「米味噌は塩味が強く、後味は甘い。豆味噌は塩味が少なく、うまみがあった」と話した。
担任の小川高広教諭は「自分たちで育てた米を食べるだけでなく、味噌づくりに使ってみるなど、いろいろ挑戦してほしい」と話していた。
児童は来月、上越の発酵食品を活用した料理実習を行う予定。
※ご覧の記事の内容は2019年10月8日(火)JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch) 初回18:30
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