2019年10月07日 15:30更新
待ってました、再デビュー!
昨年3月、県の条例により、コーヒーの販売をやめていた朝市のカフェがこのほど、条例の改正を受けて再開した。7日は上越市大町の二・七の市に出店、久しぶりにコーヒーの香りが漂っていた。
今朝8時過ぎ、テントを組み立てていたのは、矢澤商店の矢澤剛さん。
矢澤さんは、上越市大町2丁目でカフェを営む傍ら、朝市でコーヒーを提供していた。しかし昨年3月、朝市での販売は県の「食品衛生法施行条例」で認められないとして、出店をやめざるを得なかった。地域の人や朝市関係者から閉店を惜しむ声が上がるなか、昨年12月条例が改正され、朝市などでの販売が認められた。
7日は「復活したの?」「出られるようになったんだね」と常連客が矢澤さんに声をかけていた。矢澤さんは「今後はいつも通りやっていきます。よろしくお願いします」と返し、客との会話に花を咲かせた。
条例が改正後、上越保健所から矢澤さんのところへ「出店しませんか」と連絡があったという。矢澤さんは「色々な方のご尽力のおかげ。恩返しも込めて出店することに決めた」と話す。しかし、矢澤さんは大町で経営していたカフェを閉店したこともあり、朝市での再出店には1年ほどの時間が掛かった。
「世間的には定年退職の年。再出店には複雑な気持ちがあった。でも完全燃焼していなかったから」と1年間の心境を話した。そして「店を再び出すより朝市やイベントでの再出店のほうが、フットワークが軽くできると思った」と。
店は昨年とは違う場所に移動した。以前出店していた別の店舗が辞め、空きスペースとなっていたためだという。
今後、朝市カフェ「矢澤商店」は、二・七の市、四・九の市、妙高市朝日町の六・十の市に出店するということ。
※ご覧の記事の内容は2019年10月7日(月)JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch) 初回18:30
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