2019年10月06日 20:04更新
全国の日本酒が楽しめる「越後よしかわ酒まつり」が6日、上越市吉川区のよしかわ杜氏の郷で開かれ、大勢の日本酒ファンでにぎわった。このイベントは吉川区の酒造り文化を広く知ってもらうとともに全国の日本酒に親しんでもらおうと毎年この時期に開かれている。去年は台風で中止となり、今年が22回目。
一番の目玉は全国の銘酒を飲み比べできる利き酒会。特設ブースには上越・妙高の地元蔵元から18銘柄の他、北海道から九州まで38の都道府県から計193銘柄が集められた。
訪れた人たちは700円で専用のお猪口を購入し、資料を片手に試飲を楽しんだ。地元吉川に住む男性は「有名な杜氏の味を味わっている。新潟の酒と県外の酒の違い、ラベルと中身が一致するかなどを楽しんでいる。」また市内から来た女性も「10種類以上飲んだが、新潟の酒は甘口が多いと思う。岐阜や愛知などの酒もおいしい」とそれぞれの趣向で飲み比べていた。
このほか屋外のステージでは頸城酒造り唄のパフォーマンスや日本酒伝道師で歌手の庄野真代さんなどによるトークショーとライブが開かれたほか、地元のグルメや物産などを販売する露店も立ち並び、多くの家族連れでにぎわっていた。イベント実行委員会によると、雨の天候で出だしは人が少なかったものの、最終的には約3,500人が訪れたという。
藤野源氏次実行委員長は「吉川には3つの要素がある。越後杜氏が大勢いたこと。酒米の五百万石の生産が県内1なこと。かつての吉川高校に醸造科があったこと。吉川の酒文化を全国に知ってほしいと取り組んできた。これを契機によしかわ杜氏の酒が全国的にPRできれば」と話していた。
※ご覧の記事の内容は2019年10月7日(月)JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch) 初回18:30
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