2019年09月30日 15:31更新
上越市立牧小学校の児童がこの春から昔ながらの農業、コイを使った米作りに取り組んできた。30日は稲刈りとあわせ、そのコイを捕獲した。はたしてうまく捕まえることができたのだろうか……?
牧小学校の5年生11人は、コイを田んぼに放す昔ながらの米作りに取り組んできた。
指導したのは、地元の農事組合法人「雪太郎の郷」。コイを田んぼに放すと、動き回ることで雑草が生えにくくなる効果がある。同時に、コイが山間で暮らす人のタンパク源になる狙いもあり、昭和30年頃まで盛んに行われていた。
きょうは児童たちが稲刈りとあわせて、コイの生け捕りに挑戦した。コイは60匹が田植えの後に放され、6アールほどの田んぼですくすくと成長した。生け捕りは稲を刈りながら行うが、そう簡単ではない。作業を始めて約30分。刈り取りは進んでも一向にコイは姿を見せない。
刈り取りが半分ほど終わったころ、ついにコイを発見。
作業時間に限りがあり、児童が捕まえたコイは1匹だけ。
「手を出したらすぐ捕まえられた。水につけたらすぐ逃げられたけど、また捕まえられた」「放流した当時は手のひらサイズ(15㎝)だったけど、今は手におさまらない大きさに(30㎝)」と成長に驚いていた。
この後「雪太郎の郷」が、残りの稲刈りとコイの捕獲を行うことになっている。
コイは地元の入浴施設「深山荘」の料理として提供され、児童が刈り取った米は道の駅あらいで販売される予定。
※ご覧の記事の内容は2019年9月30日(月)JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch) 初回18:30~
※プレミアム会員 見逃し視聴(配信期間 9月30日 19:00~ 10月4日 19:00まで)
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.