2019年09月21日 14:50更新
妙高市出身の山岳カメラマンで6年前亡くなった渡辺正敏さんの遺作展が、高田図書館の小川未明文学館市民ギャラリーで開かれている。渡辺正敏さんは旧妙高村の出身。6年前、長野県の阿寺渓谷で撮影中に事故で亡くなった。享年59だった。
山岳写真で知られ「山渓フォトコンテスト」の年間最優秀賞を2回受賞した。
主な撮影場所は、地元の頸城山塊をはじめ、北アルプスや戸隠など。遺作展には正敏さんの撮影したフィルム5000点から65点が展示されている。作品を選ぶにあたっては、兄の良弘さんや山岳写真家でつくる「久比岐ネイチャーフォトグラファーズ」が協力した。
訪れた人は「緑が綺麗ですごい。撮るタイミングや光の当て方などセンスが素晴らしい。自然を相手にしているんだなと改めて感じた」と話した。
正敏さんの兄・良弘さんは「頸城の美しさを後世に残すことを弟も望んでいたと思う。地元の人も写真家の方も、そういった部分を感じて見ていただけると嬉しい」と話していた。
渡辺正敏さんの遺作展は23日まで、高田図書館 小川未明文学館市民ギャラリーで開かれている。
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