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“手足口病” 上越妙高は警報基準の4倍 ヘルパンギーナも警報基準超える

2019年09月11日 17:46更新

幼児を中心とした感染症「手足口病」。県内では上越市と妙高市が最も多く、先週1週間で1医療機関あたりの患者数は23人(前の週の約2倍)と増加。警報基準の5人を大幅に超えている。

またヘルパンギーナも先週1週間、上越市と妙高市では1医療機関あたりの患者数が7人と、警報基準の6人を超えた。

170727_手足口病流行
保健所によると、手足口病は口の粘膜や手のひら、足などに水泡性の発疹ができる感染症で、乳幼児を中心に主に夏に流行する。全体の3分の1に発熱が見られる。高熱が続くことはあまりなく、数日間のうちに治癒する疾患であるが、発症後に髄膜炎、小脳失調症、脳炎、心筋炎などの合併症を併発することもあり、頭痛や高熱など症状が悪化することもある。

手足口病は患者の口粘膜か出たウイルスを含む唾液による飛沫感染、便中のウイルスによる経口感染、水泡内容物からの接触感染といった経路で感染する。回復後も便の中に長期間ウイルスが排出される。感染しても発病せず、ウイルスを排出する人もいる。大人に感染することもあり、感染予防に努めてほしい。

<予防>
①食前、遊んだ後、トイレの後、帰宅後など、普段から石けんと流水による手洗いを行う。
②おむつ等の処理の際は、排泄物が周囲につかないよう注意し、処理後はしっかりと手を洗う。
③タオルの供用は避ける。

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