2017年03月17日 15:22更新
上越市立和田小学校の4年生が17日、自分たちで育てたサケの稚魚を矢代川に放流した。
和田小学校の4年生は毎年、ふるさとの自然を大切にしようと、総合学習で地区を流れる矢代川について調べている。その中で、かつては多くのサケが遡上していたことを知り、豊かな流れに戻ってほしいという願いを込めて、サケの稚魚を放流している。
4年生22人は川の水質や周辺の環境について調べ、昨年11月からはサケの稚魚を育ててきた。桑取地区にある漁業協同組合から譲りうけた受精卵を学校で孵化させ、体長4㎝ほどになるまで約2,400匹を育ててきた。
サケ稚魚との別れの日。児童は「さようなら。4年後、無事に戻ってきてね」と声をかけながら矢代川に放流した。
漁協関係者によると、放流された稚魚のうち4年後に矢代川に戻ってくるのは全体のわずか1%ほどだということ。
※2017年3月17日 ニュースLiNKで放送 18:30~