2019年06月11日 12:09更新
中山間地域を支援するボランティアが8日、上越市柿崎区でイノシシの侵入を防ぐ電気柵の設置作業を手伝った。
作業をしたのは上越市の「中山間地域支え隊」に登録している直江津産業の社員3人。一行は、柿崎区の山あいにある東横山集落で住民とともに、イノシシの侵入を防ぐ電気柵を設置した。
東横山は現在7世帯、高齢化が進んでいる。電気柵は総延長10㎞もあり、住民だけでは手が足りず、毎年「中山間地域支え隊」に応援を求めている。
集落の代表山岸昭一さんは「高齢化で作業が大変。助かっている」と感謝していた。
「中山間地域支え隊」は上越市が人手不足で困っている集落を応援するため企業や団体に参加を呼びかけて派遣する制度。4年前から始まった。今回参加した3人もこれまでに各地の農村で草刈りや祭りを手伝った経験がある。
続ける理由について参加者のひとり中田康さんは「この作業は去年浦川原でもやった。ありがとう。助かった。という感謝の言葉がうれしい」と話していた。
電気柵の設置は夕方までに終わり、作業のあとには集落の会館で慰労会が開かれたという。
上越市によると「中山間地域支え隊」には現在20団体が登録している。依頼される仕事は、主に草刈りやイベントの手伝いで、なかには祭りの神輿担ぎもある。
活動を通じた地域の方たちとの交流も魅力で、年々参加者が増えているとのこと。
「中山間地域支え隊」
■問合せ:上越市役所中山間地域振興係 ℡025-526-5111。
※ご覧の記事の内容は2019年6月11日(火)JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch) 初回18:30~
※プレミアム会員 見逃し視聴(配信期間 6月11日 19:00~ 6月17日 19:00まで)
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