上越妙高タウン情報

  • 雪國商店オンラインショップ
  1. 上越妙高タウン情報
  2. ニュース
  3. 上越市桑取地区 小正月行事「鳥追い」

上越市桑取地区 小正月行事「鳥追い」

2019年01月15日 15:31更新

子どもたちの気持ちが頼もしい!

上越市西横山地区で市の無形文化財である小正月行事がはじまり、14日の夜、鳥追いが行われた。今年は少子化で地域から参加する子どもはいなかったが、近くの小学校やNPOの協力で12人が参加し、集落に子どもたちの元気な声が響き渡った。

Still0115_00001

西横山の小正月行事は2日間にわたって「鳥追い」、「禊(みそぎ)」、「嫁祝い」、「オーマラ」と4つが行われ、市の無形文化財に指定されている。昨夜は鳥追いが行われ、午後7時半ころ参加する小学生など12人が、集落の白山神社に集まった。

Still0115_00003

鳥追いは450年以上前から続くと言われているが、今年は少子化の影響で集落から参加する小・中学生はひとりもいない。行事の継続が危ぶまれるなか、近くにある谷浜小学校や地域のNPO「かみえちご山里ファン倶楽部」の協力で、集落の外から子どもが参加することになった。

Still0115_00004西横山小正月行事保存会の和瀬田会長
「町内に子どもいないのに、どうやってやるんだと言われたこともあった。まさに正念場だった」

 

Still0115_00005

かみえちご山里ファン倶楽部 松川 菜々子さん
「集落に子どもたちがいなくなったことで、外の子どもたちへの協力依頼を(NPOとして)手伝った。地元が(外と連携して)行事をやることを支援していきたい」

鳥追いは午後8時にはじまった。蓑をつけ、わら靴をはいた小学生が太鼓の音にあわせて歌いながら集落を練り歩く。歌は、田畑を荒らす害鳥を追い払う意味があり、五穀豊穣を祈る。

Still0115_00010

参加した谷浜小学校の4年生は「太鼓が重くてびっくりした。自信がなかったけど頑張った」と話した。

またOBとして参加した集落の高校生は「高校生だが、他の地域から来た子どもを教えるために参加した。これからも地域行事に参加し、子どもたちに教えながら応援していきたい」と。

保存会の和瀬田会長は「(市の)教育委員会を通じて小学校長が協してくれたことがうれしかった。さらに頑張れそう。こうして皆来てくれることがうれしい。歳をとっていられない」と話した。

 ※ご覧の記事の内容は2019年1月15日(火)JCVニュースLiNKで放送(TV111ch) 初回18:30~
※プレミアム会員 見逃し視聴(配信期間 15日19:00~21日19:00まで)

 

 

 

この記事が気に入ったら
上越妙高タウン情報にいいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でJCV Fan !をフォローしよう!

Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.

ページトップへ戻る