2019年01月08日 18:16更新
上越地域消防事務組合で8日、上越市の村山市長が年初めの訓示を行った。組合の管理者である市長は、火災や災害など想定外が起こることを覚悟し、日ごろから備えるよう職員に呼びかけた。
訓示には、上越管内の6つの消防署と2つの分遣所からおよそ70人の幹部職員が出席。
この中で市長は、平成の30年間は、阪神淡路大震災、中越地震、東日本大震災と自然災害が激甚化したと振り返った。その上で、「想定外は想定内。想定外が起こることを覚悟しておくことこそ最も重要な教訓。いつどこでどのような災害が起きても不思議ではないという前提で取り組んでいくことが重要」と呼びかけた。
さらに村山市長は、今後、高齢者向け住宅や福祉施設が増えていくとして、その防火対策に職員一丸で取組むよう指示した。
上越消防管内で去年1年間に発生した火災は前の年より5件多い53件。亡くなったひとは前の年より4人多い7人。けがをした人は10人多い20人だった。
上越消防によると、死傷者のおよそ半数が消火活動中に火災に巻き込まれたという。消防では今後、初期消火の限界や早めの避難を促す広報活動にも力を入れることにしている。
※ご覧の記事の内容は2019年1月8日(火)JCVニュースLiNKで放送(TV111ch) 初回18:30~
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