2018年12月07日 17:25更新
飲食店や福祉施設の従業員を対象にしたノロウィルス対策のセミナーが6日開かれ、参加者が具体的な予防や汚物処理の方法を学んだ。
このセミナーは、新潟県食品衛生協会などが開き、上越地域の飲食店や福祉施設の従業員など約300人が参加した。ノロウィルスは、感染するとおう吐や下痢を引き起こし、これらの汚物を介して感染がさらに広がる。感染力が強く、手や指についただけで感染を拡大させるため食品を扱う業者は特に注意が必要だ。なかでも、調理する人は、魚や肉を切った包丁で生野菜を切らない、調理器具を使い分ける、まな板をこまめに洗うことなどが求められる。
セミナーでは、感染経路を断つためには、こまめな手洗いとドアノブなど手に触れる部分の清掃が効果的と説明された。
このあと、参加者が汚物に見立てた液体を処理する実演に挑戦。その中で、手袋やエプロンの正しい付け方と外し方、汚物の拭き方、最後は二重の袋に入れて処分することなど細かい手順や注意点が説明された。
そのうえで、こうした用具を常に店舗や事業所に備えておくよう呼び掛けがあった。
セミナーの講師を務めた上越保健所の湯本嘉彦課長は、日々の健康管理も大切だと訴え、おう吐や下痢の症状があるひと食品扱わないでと呼びかけた。
※ご覧の記事の内容は2018年12月7日(金)JCVニュースLiNKで放送(TV111ch) 初回18:30~
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