2018年11月02日 18:55更新

上越市内の障がい者とその家族などでつくる9つの団体が2日、村山市長を訪ね、福祉施設の整備や福祉サービスの向上を求める陳情書を提出した。

村山市長を訪ねたのは上越市心身障害者福祉団体連合会の代表9人。一行は、障がい者の暮らしに必要な施設の整備やサービス向上などを求める8項目を陳情した。

具体的には、高田公園の噴水広場近くにある公衆トイレを障がい者用に改修すること、市役所の障がい者専用駐車スペースに屋根を設置することなど。

また、障がい児が放課後を過ごす放課後デイサービスのあり方について、重度の障害がある子などは自立を促す「療育」とは別に預かりの場としてほしいと求めている。あわせて、行政や関係機関、保護者などが障がい児の放課後の過ごし方について話し合う場を設けてほしいとした。

村山市長は「特別支援学校に放課後児童クラブがないことに気付いた。介護や面倒を見る人の人員の関係で療育が優先され、重度の人の預かりが今抜けている。団体との協議の場で皆さんの実態を行政として伝えていかなければ」と話していた。

この他、頸北地域から高田特別支援学校に通う障がい児の送迎が重い負担であるとして、浦川原区の廃校舎を特別支援学校として整備、新設してほしいと求めた。

※ご覧の記事の内容は2018年11月2日（金）JCVニュースLiNKで放送（TV111ch）初回放送18:30～
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