2017年01月27日 16:46更新
全国に残る百年以上続く老舗料亭を巡る上越発のツアーが24日に開催され、参加者が歴史と伝統を守り継ぐ料亭の装飾や名物料理を楽しんだ。
ツアーは旅行者の“夢をかなえる”をコンセプトに、昨年7月に開業した「かなえる旅行社(上越市西城町2)」が企画した。上越市仲町には築100年を超える建物の料亭「宇喜世」があり、去年から全国の老舗料亭(築100年を超える料亭)と連携して地域の活性化に取り組んでいる。ツアーはこのネットワークを生かした取り組みの第一弾で、今回は上越を出発し、信州松本の料亭や近隣のパワースポットを巡った。
ツアーには上越市の23人が参加し、長野県松本市にある創業明治
23年の老舗料亭「松本館」に向かった。
国の有形登録文化財に指定されている大広間と八角堂手洗棟を中心に、館内を見学。松本館の女将は「料亭は総合文化。建物も料理も、花や掛け軸まで全てを含めて文化」と話し、料亭巡りの楽しみ方を紹介した。
この後、料亭自慢の信州の郷土料理が振る舞われた。松本館の名物は10時間じっくりと煮込み、骨まで食べられる「鯉こく」。参加者は料亭の上品な味に舌鼓を打った。
この他、パワースポットとして知られる安曇野市の有明山神社も巡った。神社では運が開けるといわれる石の穴をくぐり、一行は開運を祈った。
「かなえる旅行社」では4月中旬に、九州の百年料亭を巡るツアー第二弾(2泊3日の予定)を企画している。問合せは「かなえる旅行社」まで。
http://www.kanaeru.club/
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